二条城で歴史に触れランチを求めあるく

二条城の記事のアイキャッチ画像 京都あるき・京都市内編
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今回は、世界遺産・元離宮二条城を巡った時のお話をしたいと思います。
(訪問日:2018年9月18日)

二条城の城門

実は私、つい数年前まで二条城に行ったことがなかったのです。
存在は知っていましたが、あんまり“城”という認識もなかった。
天守閣もないですしね。

個人的に、お城というと「戦で陣地を守るためにあるもの」というイメージがあります。
大河ドラマとか見てても、最終的には城にこもって戦争するじゃないですか。

だから大名のいなかった京都に“お城”というとなんだか違和感が。

でも今回、思いつきで二条城に行ってみました。
数年前に行ったとき、思いのほか面白かったのを思い出しまして。
その時は時間もなく、人と一緒だったので、自分のペースでは見られませんでした。

じっくり見たいなら、やはりひとりで行くに限ります。

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二条城へのアクセス・京都駅から

京都駅の中央口(烏丸口)からでて、しばらく歩くいたところに、この看板↓があります。

京都駅の京都市バスの案内看板

二条城方面のバスは、この看板左の横断歩道を奥に行ったところにある、B1、B2乗り場から出ています。(2018年9月18日現在)
運が良ければ、職員のおっちゃんがいるので案内してくれますよ。

京都市バス9・50・101号系統に乗り、「二条城前」で下車。

ちなみに二条城へは地下鉄でも行けますが、乗り換えのことを考えると時間的にはそんなに変わらないのかなぁと思い、私は今回バスで行きました。

あと、市バスの一日乗車券をもっていたので。
大人600円で、決められた区間内であれば何回でも乗り降りできるのです。

二条城の基礎知識と歴史

そもそも二条城は、慶長8年(1603年)に徳川家康が征夷大将軍の任を受けるために作られたもの。
だから京都御所からも近い二条にあるんですね。
私の抱いていた血なまぐさいイメージからは遠い成り立ちです。
(ちなみに実際に宣下の儀が執り行われたのは伏見城とのこと。)

その後は、主に徳川幕府の儀典を行うために使用されたようです。
慶応3年(1867年)には徳川慶喜「大政奉還」の舞台にもなっています。

うーん、歴史が苦手な私の上記の説明でわかっていただけたでしょうか……。
要するに、「めっちゃいいコンベンションセンター」ということだと思います。

二条城の城門の天井城門の天井ひとつとっても、この豪華絢爛さ!

ちなみに大政奉還後は、明治政府のものとなり、京都府庁として使用されました。
その後、宮内省(現・宮内庁)管轄になり「二条離宮」の名に。
昭和14年(1939年)には京都市に下賜され、現在に至ります。

平成6年(1994年)にはユネスコの世界遺産に「古都京都の文化財」として登録されました。

二条城をあるく

歴史はさておき……。
私が訪れた日は、9月18日。
平成30年台風第21号が去ってから、2週間後です。

二条城の城壁

関西に大打撃を与えた台風21号ですが、京都も例にもれず。
神社仏閣や二条城のように、山であったり広い敷地でお庭があるようなところは木が折れたりして、いまだに立ち入り禁止になっているところもあります。

この日は二の丸御殿(室内)のみ観覧可能で、二の丸庭園など敷地内すべては見てまわれませんでした。

※10月24日現在は、公開している部分はすべてみられるようです
詳しくは公式HPへ→http://www2.city.kyoto.lg.jp/bunshi/nijojo/index.html

季節によっては、ウメやサクラなどの花が見られます。

二の丸御殿へ

二の丸御殿は大政奉還の舞台となったところ。

ちなみに、日本建築ですからもちろん靴は脱いで入場します。
下駄箱がありますし、靴を入れるビニール袋も用意されています。
サンダルやミュールなどで行く場合は、靴下を持って行った方がよいですよ。

京都二条城の二の丸御殿

二の丸御殿の中は写真撮影禁止です。
ですから、写真はありません。

二の丸御殿の魅力とは

ここでの楽しみ方は、二通り。

歴史好きの方は、大政奉還の舞台となったところなので、感慨深いものがあると思います。
大広間には人形もおいてあり、感情移入もしやすそう。
……まあ、ちょっと怖いんですけどね、職員さんの閉館後の見回りとか想像するとゾクゾクするものがあります。

歴史に興味のない私のような人は、美術館として楽しめます。
徳川幕府の威厳をかけたコンベンションセンターですからね、装飾も豪華絢爛です。

襖絵・杉戸絵などを観賞するのはもちろんのこと、私が注目してほしいのは天井です!
場所によって、天井絵が異なるため飽きません。
歩きながら見る時は、周囲に注意です。

欄間の彫刻も、生で見た方がいいですよ。
もちろん、写真などで形状は分かるかもしれません。
でも、欄間の醍醐味は見る角度によって表情が変わることにあると思います。

立体物は自分の目で見ないことには、欄間の素晴らしさに気づけません。

アジサイの杉戸絵で戸惑う話

あとねー、今回気になった箇所が1点。
廊下にね、しれっとアジサイの絵の杉戸があったんですよ。
(どこの間の近くか失念してしまいました……。)

アジサイはアジア原産で古くから絵画に書かれていたから、まあ、いいんですけどね、種類がね、どう見てもハイドランジアなんですよ。
いわゆる西洋アジサイというやつです。

アジサイのシュガーホワイト↑西洋アジサイの一種「シュガーホワイト」

アジサイは1900年頃にヨーロッパに渡り、品種改良を経て今のハイドランジアの形になりました。
……では、この絵はいつ描かれたの?
それともこれはハイドランジアではないの??
昔のアジサイ(今でいうヤマアジサイ・ガクアジサイ)はこんなハイドランジアっぽい見た目をしていたの……??

帰ってからいろいろ調べてはみたけれど、よく分からず、アレはなんだったのか気になります。

アジサイの伊予しぼり↑これがアジサイ(ヤマアジサイ)「伊予しぼり」

大きな荷物は荷物預かり所へ!

ちなみに、二条城入ってすぐのあたりに、荷物を預かってくれる場所がありました。
スーツケースやベビーカーなどの大型の荷物があっても大丈夫!
一律300円

二条城の一時荷物預かり所

二条城の近くでランチ

二条城をでたところで、ちょうどお昼の時間になりました。

二条城の近くにも飲食店が何件かあります。
私はちょっと歩いて、肉バルGINJIRO 烏丸御池本店 さんへ。

御池通りを東に歩くこと5分。到着!

肉バルGinjiro烏丸御池本店の店構え

 

 

私が今回注文したのはこちら。

肉バルGinjiroのランチでハラミステーキ

熟成牛ハラミステーキ(サラダ・スープ・ご飯つき)980円なり。
ちなみにご飯の量は変えられるようです(写真は普通サイズ)。

ローストビーフ丼もおすすめですよ。

肉バルGinjiroのローストビーフ丼※この写真は別の店舗で食べたもの

ちなみにSNSにハッシュタグをつけて投稿すると、ワインが1杯もらえるとのこと。
私は飲めないのでその場では投稿しませんでしたが……。

肉バルGINJIRO公式サイトはこちら→http://nikubaru.jp/

 

ちなみにこのGINGIROさんの近くには、金運UPのご利益で人気の御金神社があるんです。

GINGIROさんのすぐ横の道を1分ほど歩いたところです。
もちろん今回もお邪魔しました。

宝くじ当たりますように……宝くじ当たりますように・・・!!

最後に

今回は二の丸御殿のみの見学となりました。

現在は完全に復旧したようで、一安心です。
またお花の季節になったら訪れようと思います。

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