秋になると、北野天満宮では「もみじ苑」が公開されます。
普段は非公開の史跡「御土居」で、紅葉したもみじが見られるのです。
公開初日の10月25日、北野天満宮を訪ねてみることにしました。
25日は、境内に露店が並ぶ「天神市」の日でもあるのです。
北野天満宮「もみじ苑」公開情報(2018年)
「もみじ苑」の基本情報
2018年10月25日(木)~12月2日(日)
時間:9時~16時
◇紅葉のライトアップ
2018年11月10日(土)~12月2日(日)
日没から20時まで
◇入苑料800円
北野天満宮公式サイト
http://www.kitanotenmangu.or.jp/
トップページの「お知らせ」や、メニュー→「みどころ」→「 [紅葉] 」から詳細が見られます
紅葉を楽しむ前に茶店で腹ごしらえ
もみじ苑の入苑料は、800円。
境内に入って左の絵馬堂の先に受付があります。
入苑料にはお茶菓子代も含まれます。
受付の右の小道から入り、左に曲がった茶店で引き換えてもらいましょう。
お茶(ほうじ茶)は、縁台のポットからセルフサービスでいただきます。
縁台にはこんなメニューが。
「七軒だんご」1本150円なり。
期間限定ですって、そりゃ頼むでしょ。
チケットを渡すともらえる「大茶湯」(写真右下)は、小麦粉の生地の中に白みその餡が入っています。
「七軒だんご」(写真上)は黒糖が練り込んであるお餅にきな粉。
一口サイズの小さな団子が刺さっています。
この辺りは、京都の五花街のひとつ、上七軒のご近所です。
七軒だんごは、舞妓さんが食べても化粧が崩れないように、一口で食べられるように柔らかく、小さくなっています。
まあ、私が今考えた嘘ですけどね。
あながち間違ってはいないだろうと思いつつ、先に進みます。
ちなみに、もみじ苑(御土居)のお手洗いはこの茶店の先にあったのみです。
北野天満宮の境内には何カ所かお手洗いはありますが、紅葉の時期は冷えるのでここで済ませておきましょう。
青紅葉を楽しむ
私が訪れたのは、公開初日の10月25日。
紅葉にはまだまだ早い時期でした。
ほとんど青いもみじですが、そのぶん人が少ないのでゆっくりとみられます。
途中ベンチもありますよ。
一息つくのにぴったりなロケーション。
青いもみじに赤い橋が映えます。
紅葉していても、きれいでしょうね。
美しい紅葉は皆さま、ご自身の目で確かめてくださいね。
※青もみじの季節(5月ごろ)にも、もみじ苑は公開されます。
後半には梅林が出現します。
天神さん(菅原道真公)が愛した梅です。
梅林も開花時には公開されるようですので、また訪ねてみることにします。
2018年の京都の紅葉
天気予報では、京都の紅葉の見頃は11月下旬になると言っていました。
実際、毎年そのころが紅葉のシーズンで、一番の見頃です。
帰り道、露店のおっちゃんたちが
「来月の天神市は日曜やからもっと人増えるで~」
と話しているのが聞こえてきました。
そう、今年(2018年)の11月25日は日曜日、天神市もあるし、紅葉もちょうどシーズンです。
昼間は天神市、日が暮れたら紅葉のライトアップと、一日楽しめますね。
そのぶん交通機関は混雑すると思われますので、余裕をもって予定を立てましょう。
合格祈願の鉛筆を授かり、文子さんを訪ねる
今回は、京都検定の合格祈願もかねてお参りしたので、授与所で合格祈願の鉛筆を授かりました。
こちらは6本入りで初穂料800円。
うち3本に、道真公の歌が入っています。
「なんで全部書いといてくれんのやろ~」と思ったけど、試験でカンニングとか疑われないためですかね。
転がりにくい四角形になっています。
持ち心地は、普通の鉛筆と変わらない、かな?と思います。
これで京都検定を受けるのだ。
まだ申し込んでないけど。
北野天満宮には私イチオシの乳母・文子さんのお社もありました。
もちろんお参りして帰りましたよ。
最後に
そういうわけで、フライングで訪れちゃいました、北野天満宮・もみじ苑。
青もみじも爽やかで良いものですよ。
真っ赤な紅葉が見たい方は、もっと寒くなってからお越しを。