こんにちは、京都市在住の安納かる(@caru_unknown)でございます。
京都では、10月に入ってめっきり秋めいてきました。
太陽を直で浴びると暑いくらいなのですが、日影に入るとひんやりします。
夕方からはもっと寒くなってきますので、上着は必須です。
さて、今回は泉涌寺(せんにゅうじ)の方面に行ってみました。
方面に・・・というのは、出発した時間が遅くて参道にあるお寺(山内寺院)を見ているうちに泉涌寺本体まで行く時間がなくなってしまったのです。
仏殿などはまた後日行くことにしましょう。
山内寺院だけでもじゅうぶんいいお寺でした。
“泉涌寺道”を登っていきます
東大路通から歩くこと5分・・・ちょっとした坂(泉涌寺道)を登っていくと、泉涌寺の総門が見えてきます。
泉涌寺というのは大きなお寺でして、仏殿などがある泉涌寺本体(という表現がいいのかどうか・・・)に行くまでの道にいくつかのお寺がございます。
今回は「法音院」、「戒光寺」、「今熊野観音寺」、「来迎院」にお参りしてきました。
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メルヘンな鹿の像がお出迎え!!『法音院』
こちらのお寺はこのように門に境内図が掲げられていたので、気軽に入ることができます。
なかったら入っていいのかどうか分からないので、行かなかったことでしょう。
ちなみに今回は全体を通してあまり参拝客がいませんでした。
いても私のように一人で来ている人や、せいぜい2、3人のグループ。
海外の観光客っぽい人もいましたが一人で来ている様子。
京都の大きなお寺でこれは珍しいのではないでしょうか。
いつもこうなのかどうかわかりませんが、おかげでゆっくりと巡ることができました。
で、「法音院」さん。
入ってすぐのところに鹿ちゃんのモニュメントが!
可愛い可愛いとなでなでしてしまいます。
よく見ると「神鹿」と書いてあります。
おおっと、神様のお使いでしたかね。
これは失礼。
でも可愛いのでなでなで。
幸せを運ぶ「紅鳳凰竹」
ベニホウオウチク。竹です。小さい竹。
これがなぜ幸せを運ぶのか・・・それはどこにも、HP にすら書いてありません。
そうか、これは由来なぞはどうでもいい、信じる心さえあれば幸せはやってくるという神からのメッセージですね。
わかりました。
(後日談。竹のようにまっすぐと高くのびる植物は風水的に良いのだとか。)
鎮守の社「三社明神」
春日大明神、八幡大菩薩、天照太神宮を祀っておられます。
この造り、『春日造り』というそうですが、ちょっとSFっぽいというか、宇宙的だな~と思います。
神道のセンスって未来的なところがありますよね。
世界平和と立身出世をお願いしてきましたよ。
ここで気づく、あれっ、ここってお寺じゃなかったっけ???
そう。泉涌寺は不思議なお寺。
皇室の菩提所なんですよね。
皇室ということは・・・神道では??
実際、このすぐ近くには宮内庁が管理している陵があります。
実は、皇室=神道という印象が強いですが、歴史的には仏式で葬儀を行う期間が長かったとか。
それでお寺だけどお社があるんですね。
『法音院』公式HP■http://www.houonin.com/
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となりの人間国宝さんに認定・・・だと!? 『戒光寺』
続いてのお寺は「戒光寺」さん。
こちらのお寺の門には、関西テレビの『よ~いドン!』という番組で紹介されたという看板が。
これはぜひとも入らなくてはいけません。
なにしろ、となりの人間国宝さんですから。
身代わりになって血を流す大仏
こちらには、10メートルの丈六釈迦如来像が安置されています。
大仏様のあごのあたりには血のような跡が。
養源院の血天井的な、誰かの血が・・・と思いきや本物の血ではないようです。
後水尾天皇が暗殺されそうになった際、こちらの釈迦如来が身代わりになり、その時に仏さまが血を流されたとか。
そのことから、悪しきことの身代わりになってくださる仏様と言われるようになりました。
また、首から上、喉の病気の身代わりになってくださるとのことで、喉の弱い私にはぴったりな仏様です。
奈良の大仏は下から見たときの高さが18メートルとのことですが、こちらの仏さまは近くで拝めるのでかなり大きく見えます。
迫力がある!
ちなみに、大仏様の右隣のスペースには小川珈琲の粉、じゃがりこ(サラダ)、デルモンテの完熟うらごしトマト、しっとりひじき(缶詰)がお供えに。
謎のラインナップです。
普段は入れないところに入れちゃう!内陣公開を見逃すな!!
今年(2017年)の11月11~26日には内陣が公開されるそうです。
こちらのお寺は懐かしい匂いがしました。
同級生の家のお寺にいったような感覚で親しみやすいお寺です。
また来ようと思います。
『戒光寺』公式HP■http://www.kaikouji.com/
かるのまとめ
次回は「今熊野観音寺」、「来迎院」をご紹介します。
そう、思いのほか泉涌寺は広かった・・・。
でも、お寺らしいお寺と言いますか、観光地化していないところが魅力です。
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