春の花というと、桜を思い浮かべる方もおられるのではないでしょうか。
京都には桜の名所も多いのですが、実は梅の名所も数多くあります。
今年(2019年)の京都は、2月下旬から暖かくなりはじめ、場所によっては一気に開花しました。
2月最後の週から3月初めごろまでが見頃でしょうね。
そこで、京都市在住の私お勧めの梅の名所を、今回はご紹介したいと思います。
梅宮大社
猫がいる神社として最近人気なのがこちら。
先日、梅を見に行ったことを記事にしました。
境内にも何本か梅の木があるのですが、お参りしたならぜひ神苑にも立ち寄ってください。
この記事を書いて数日後に暖かい日があったので、上記記事の写真よりはたくさん開花したかもしれません。
住宅街にあるお社で敷地もあまり大きくないのかと思いきや、神苑はかなり広く見応えがあります。
タイミングがあえば、梅のほかに椿も見られますよ。
公開時間
9時~17時
梅の見頃は2月下旬から3月上中旬
入苑料
550円
アクセス
・京都市バス 3、28、29、71系統にて「梅ノ宮神宮前」下車、徒歩約3分
・嵐電「有栖川」駅下車、徒歩約15分
公式サイトに不定期で開花状況のお知らせあり
北野天満宮
当ブログで何度も登場していただいている北野天満宮。
紅葉の季節にも記事をご紹介しました。
その御土居(梅苑)のみならず、境内には約50種の梅が咲き誇っています。
なぜ、こちらの北野天満宮には梅が多いのかというと、祭神の菅原道真公が愛した花だから。
そのため北野天満宮をはじめ天満宮系の神社の紋章には、梅が使われているんですね。
梅苑公開
2月上旬から3月下旬まで(梅の開花状況による)
9~16時まで
ライトアップ
3月17日(日)までの金・土・日曜日の日没から20時まで
入苑料
大人800円(お茶菓子付き)
アクセス
・嵐電(京福電鉄)北野線「北野白梅町」下車、徒歩5分
・京都駅から市バス50・101系統に乗り、「北野天満宮前」下車
他
梅小路公園
こちらの梅小路公園も、名前に「梅」が入っているとおり梅林があります。
公園内には鉄道博物館や京都水族館などのメジャー施設もあるので、ご家族で訪れてもいいかもしれませんね。
来年の冬には、年中楽しめるスケート場もできるんですよ。
「梅まつり」情報
場所
梅小路公園東南側「梅こみち」
公開期間
2019年2月23日(土)~3月3日(日)
入園料
無料
アクセス
京都駅から
・徒歩約20分
・JR嵯峨野線「丹波口」下車
※2019年3月16日に公園内にJR嵯峨野線「梅小路京都西」という新駅が開業予定です。そちらがいちばん便利。
・市バス205、208番ほかで「七条大宮・京都水族館前」下車
※「梅小路公園前」というバス停も次にありますが、梅林へは「七条大宮・京都水族館前」の方が近いです。
公園入って左の芝生の奥に(方向で言うと東側に)梅林があります。
二条城
二条城は、江戸時代に徳川家によって建てられました。
現在は京都市の持ち物となり、国の史跡に指定されています。
その二条城・本丸御殿(重要文化財)の南側に梅林があります。
前回二条城を訪れたときは、台風21号の影響でお庭は全く見ることができませんでした。
現在は復興も進み、約130本の梅を楽しむことができます。
開城時間
8時45分~16時(閉城は17時)
入城料
400円~600円(二の丸御殿の拝観可能日による)
(4月1日からは、入城600円、二の丸御殿(国宝)の拝観は別途400円)
アクセス
・京都市バス9・50・101号系統に乗り、「二条城前」
・地下鉄「二条城前駅」下車
公式サイトに不定期で開花状況のお知らせあり
すべて周るポイント
今回挙げた4カ所は、それぞれ少しづつ場所が離れています。
が、例えば市バス(50、101番など)に乗り二条城と北野天満宮にお参りする、嵐電(京福電鉄)で北野天満宮と梅宮大社にお参りする、といった方法で公共交通機関を使えばうまく複数個所周ることができます。
梅小路公園は京都駅近くで、開園時間などなく自由に出入りできるので時間の制約がありません。
桜の季節ほど人であふれかえっていることもないので、ゆっくりと鑑賞できますよ。